よく手紙のような小論文になってしまう

小論文らしく書くには、どんな感じで書けばよいのだろうか?

手紙は特定の相手に書くもの。だから、自分たちだけにわかる言葉を使って、普段着の文体で書けばよい。流行語もダジャレも使ってよい。

が、入試小論文はそんなわけにはいかない。不特定の読み手を相手に書くものなのだから、誰にでもわかる、よそいきの言葉で書く必要がある。

言葉使いの基本

まず、気をつけないといけないのは、口語表現を使わないことだ。

悪い例「どうせおなじなんだから」 「新聞とかを読んだけど」 「してる」  「見れる」

良い例「同じなので」       「新聞などを読んだが」  「している」 「見られる」

とりわけ「れる」「られる」には気をつけること。

命令形を言ってみて、「れ」で終わるものは「れる」をつける、「ろ」で終わるものは「られる」をつけると覚えておけば、ほぼ大丈夫。

「走る」の命令形は「走れ」だから、「走れる」、「投げる」の命令形は「投げろ」だから、

「投げられる」と使う。

また、「です・ます」と「だ・である」を混ぜて書くのも厳禁。小論文は、「だ・である」で統一するのが原則と考えてほしい。

気を付けなければならないのは

他に気をつけなくてはいけないのは、きちんと説明や根拠を加えることだ。「・・・・・と思う」と書くだけで、その理由を加えなかったら、それは「手紙」や「感想文」でしかない。

小論文の場合、なぜそう思ったのかを付け加える必要がある。

なにかを断定したり、抽象的なことを言ったら、その後に必ず、その意味、理由、具体的な内容を書く必要がある。それをしてこそ、読んでいる人は、納得できる。

そのためには、一つの文を短くすることが大事だ。文を短くするのは、わかりやすい文にするためばかりではない。長い文にすると、説明ができなくなる。短い文にして、前に言ったことをきちんと説明していこうとすると、一文は短くなる。

一文が六〇字を越さないように気を付けること。

最後に

妙に弁解がましくて、「このような偉そうなことを言えるほど知識はないが」とか、「私は今までこの問題について考えたことがなかったが」などと書いたり、あるいは逆に、一方的で押しつけがましかったり、攻撃的だったり、知ったかぶりをしたり・・・・・なども感心しない。

的確に、堂々と自分の意見を述べ、しかし、謙虚さと公平さを忘れないのが、よい文章だ。