受験までに時間があるならば

帰国性入試対策の第一歩は、現在通っている学校の学習にあることを再認識しましょう。やはり、書類審査における成績が最重要です。

1つは学校の成績です。学校間格差もあり、全ての大学が各学校から提出される成績を審査できる訳ではありませんが、帰国生を大勢受け入れている大学は、ある程度の審査能力を持っていると言えるでしょう。特に、アメリカなどで毎年、大勢の日本人帰国生を送り出している高校では、高校の成績を悪くしておく訳にはいきません。

2つめは、国家統一試験のスコアです。このスコアは、比較しやすいので提出を必須としている大学では良いスコアが提出できないと致命傷となる場合もあります。また、慶応義塾大学のように学部によって提出する科目に指定がある場合もありますので、IBやGCE/GCSEなど、国家統一試験の受験科目の選択時期が早い制度の場合には、志望大学に提出必須の科目がないかどうか早目に確認しておく必要があります。また、オーストラリアの教育制度のように国家統一試験の結果が出るのが遅く志望大学の出願に間に合わない場合は、それに代わるものとしてアメリカの教育制度の統一試験(TOEFL/SAT)を受験して出願する事も出来ます。

書類審査を通過したら

次は、学科試験対策が必要となります。この学科試験対策は、文系・理系のよって異なり、私立大学志望か国立大学志望かによって異なってきます。学科試験は、各大学で出題科目も違い、出題形式や出題傾向も異なります。大学側が入試で何をみたいかによって問題の内容が大きく異なります。

しかし、過去の帰国生入試問題に触れたり、そのための実質的な指導を受けたりするのは海外ではなかなか難しいでしょう。ましてや、通学している高校の学習と並行して行うのは負担も大きく困難になるでしょう。

次のブログでは、身近なところから努力するを書きます。