合格体験記③

私は指定校推薦入試で立教大学経済学部経済学科に合格しました。私の場合、最終的には指定校推薦という形を選びましたが、高3の夏までは指定校推薦に挑戦しようと決めてはいなかったため、それまでは一般入試を受験することを考えていました。そのためとにかく学力をつけることを目標に勉強していました。この体験記では学力をつけるために私がした勉強における成功と失敗を綴ろうと思います。

・色々な教材に手をつけすぎるのは良くない

本屋や学校の資料室に行けばたくさん参考書があり、これもあれもやろうとなりがちですが、そこをこらえて1冊にしぼることが大事だと思います。1冊を何回も繰り返し解いて完璧にしてから次の参考書にトライする方が良いです。これは私がここに記すことの中で最も重要であると思います。実際に私はこれで成功と失敗が顕著に成績に現れたという経験をしました。高3の夏、数学は高1からずっと繰り返し解き続けた問題集があり、それを夏もやりこみました。すると夏明けの模試ではぐっと成績が上がり、とても喜んだ日があったのをよく覚えています。逆に英語では大学の過去問とその他問題集を3冊ぐらいをやろうとして、結局全部終わらず不完全燃焼のまま夏が終わり成績もあまり上がらず、不安になりま
した。これは本当に後悔をしました。目の前にある自分にあった教材を大切にすることの重要性が身にしみて感じられた経験でした。

・今日やりたいことをできる限りしぼる

その日にやりたいことを書きあげて細かく計画を立てることはオススメですが、やりたいことを提示しすぎるのは注意が必要です。やりたいことがその日全部終わらなければ、モチベーションを下げることに繋がり、非効率化を招いてしまう可能性も大いにあります。

・アドバイスは自分にあったものを活用しよう

受験生に対するアドバイスは山ほどありますが、全てをそのまま鵜呑みにしないことがポイントです。とりあえず試してみることは大事だと思いますが、必ずその中には自分に合うものと合わないものがあります。合わないものは潔く聞き流し、本当に合うものを取り入れることが大切です。だから今私が記していることも読んでいる人にとって100%お役にたてるとは限りません。共感できる部分だけ参考にして頂ければ幸いです。

・復習ももちろんだが予習も大事に

授業の予習がいる科目は必ず予習していきましょう。予習をした時としていない時では授業の理解度に歴然とした差が現れます。私は高校の時によく予習をサボって授業が終わってから予習をした回の2倍以上の時間を復習にかけるというもったいないことをよくしていました。今思い返すととても無駄な時間だったと思います。

最後に

今まで述べてきたように、私の受験生活には成功も失敗もたくさんありました。全てを乗り越えての今があると思います。模試やテストの結果に一喜一憂せず、トライし続ける貪欲さを持つことが受験やその後の人生にとって大きな意味となるかもしれません。